ぬぎ‐かけ【脱（ぎ）掛け】
１ 脱いでいる途中であること。「—の服をあわてて着直す」 ２ 「脱ぎ下げ」に同じ。 ３ 着物を半分脱いで、肩を出すこと。肩脱ぎ。また、抜き衣紋(えもん)にすること。「ゆたかに—して肌帷子の紋所に...
ぬぎ‐か・ける【脱（ぎ）掛ける】
［動カ下一］［文］ぬぎか・く［カ下二］ １ 衣服を脱ぎはじめる。途中まで脱ぐ。「—・けたコートをまた着直す」 ２ 衣服を脱いで物や肩に掛ける。「我が身は竹の林にあらねどもさたが衣を—・くるかな」...
ぬぎ‐すて【脱（ぎ）捨て】
脱ぎ捨てたままにすること。また、その衣服や履物。「—の寝巻」
ぬぎ‐す・てる【脱（ぎ）捨てる】
［動タ下一］［文］ぬぎす・つ［タ下二］ １ 衣服や履物などを脱いでそのままにしておく。「コートを—・てる」 ２ 古い考え方や習慣などを捨て去る。「旧弊を—・てる」
ぬぎ‐た・る【脱ぎ垂る】
［動ラ下二］着物の片袖を脱いで垂らす。「直衣(なほし)のいと白き、紐を解きたれば—・れられ」〈枕・三〇二〉
ぬぎ‐と・む【脱ぎ留む】
［動マ下二］着物を脱いであとに残しておく。「—・め給へる単衣(ひとへ)の袖を引き寄せ給ひて」〈源・夕霧〉
ぬすびと‐はぎ【盗人萩】
マメ科の多年草。山野に生え、高さ60〜120センチ。基部はやや木質化する。葉はまばらにつき、3枚の長卵形の小葉からなる複葉。夏から秋にかけ、淡紅色、まれに白色の蝶形の花が咲く。豆果のさやはふつう...
ぬの‐かたぎぬ【布肩衣】
植物繊維で織った布で作った肩衣。「綿もなき—の」〈万・八九二〉
ぬの‐きぬ【布衣】
《「ぬのぎぬ」とも》植物繊維で織った布で作った衣服。「荒たへの—をだに着せかてにかくや嘆かむせむすべをなみ」〈万・九〇一〉
ぬの‐じ【布地】
衣服などに仕立てるための織物。また、その織りぐあいや品質。生地(きじ)。きれじ。
