ふくろ‐どこ【袋床】
床の間の形式の一。前面の左右どちらかに袖壁をつくり、横に入り込んだ部分をもつ床の間。
ふくろ‐ぬい【袋縫い】
縫い代(しろ)がほつれないように中縫いをする方法。最初に布の表を出して端を浅く縫ったのち、裏返して本縫いをする。
ふくろ‐ねこ【袋猫】
有袋目フクロネコ科の哺乳類。猫に似た小形の肉食獣。淡褐色に白斑がある。オーストラリア大陸およびタスマニア島に分布。ふくろいたち。
ふくろ‐ねずみ【袋鼠】
オポッサムの別名。
袋(ふくろ)の鼠(ねずみ)
逃げ出すことのできない状態のたとえ。袋の中の鼠。「犯人はもう—だ」
ふくろ‐ばり【袋張り/袋貼り】
1 紙から袋をつくること。 2 額や襖(ふすま)などを張るとき、紙の縁にだけのりをつけて張ること。また、そのもの。
ふくろ‐まわし【袋回し】
俳諧の運座の方法の一。一定の題を状袋に入れて各人に配り、各人は1句を小短冊に書いて袋に入れ、右隣の人に回していくもの。→膝(ひざ)回し
ふくろ‐みち【袋道】
「袋小路(こうじ)」に同じ。「ついに党派と伝授との—に堕ちて行った」〈小林秀雄・実朝〉
ふくろ‐みみ【袋耳】
1 一度聞いたら決して忘れないこと。また、その人。 2 織物の耳を袋織りにしたもの。
ふくろ‐むし【袋虫】
根頭目フクロムシ科の甲殻類の総称。カニ・エビ・ヤドカリなどの腹部に寄生する。体は袋状で、根のような突起を宿主の体内に入れて養分を吸収し、宿主に去勢の現象を起こす。