おうぎ‐がに【扇蟹】
十脚目オウギガニ科のカニ。岩礁地の潮間帯にすむ。甲は前方に開いた扇形で、甲幅約2.5センチ。体色は暗青色から暗褐色。房総半島以南に分布。
おう‐ぎゅう【黄牛】
家畜の牛の一品種。肩に小さなこぶがあり、黄褐色。中国や東南アジアで飼われ、体質が強健で暑さにも強く、農耕用。コブウシの小形の一系統といわれる。こうぎゅう。
おうしょく‐しょくぶつ【黄色植物】
藻類の一群。淡水に多いが、海産もあり、黄緑色や金褐色をし、単細胞、あるいは群体をなす。不等毛類・黄色鞭毛藻(べんもうそう)類・珪藻(けいそう)類に分けられ、またその多くを褐色植物に含めることもあ...
おうしょく‐じんしゅ【黄色人種】
皮膚の色で分類した人種区分の一。黄色・黄褐色の皮膚をもつ人の総称。→モンゴロイド
おお‐あぶらすすき【大油薄】
イネ科の多年草。山地の日当たりのよい草地に生え、高さ1〜1.2メートル。全体に油を塗ったような光沢がある。葉は長大な線形。秋、大きな紫褐色の穂を出す。
おお‐さんしょううお【大山椒魚】
有尾目オオサンショウウオ科の両生類。全長1〜1.4メートルに達し、両生類中で世界最大。全体に暗褐色で、小さないぼがあり、頭が大きい。尾はひれ状で一生水中で生活する。半分に裂いても生きているという...
おおじ‐が‐ふぐり【螵蛸】
《老人のふぐり(陰嚢)の意》カマキリ類の卵鞘(らんしょう)。卵塊が褐色の泡状の物質に包まれたもの。球状または棒状で、秋、小枝などに産みつけられる。
おお‐じゅりん【大寿林】
ホオジロ科の鳥。全長16センチくらい。背面が褐色のまだらで、頭部は赤褐色。夏羽の雄は黒色。ユーラシアの温帯以北に広く分布。日本では夏季に北海道で繁殖し、冬季は本州以南に移動。
おお‐せっか【大雪加】
スズメ目センニュウ科センニュウ属の鳥。全長13センチくらい。背中は褐色で黒い縦縞(たてじま)があり、腹は白い。本州北部の湿地に分布するが、数が非常に少ない。
おお‐そりはししぎ【大反嘴鷸】
シギ科の鳥。全長約40センチ。赤褐色に黒い不規則な縞(しま)や斑があり、くちばしが長く、上に反っている。日本では春・秋に入り江や河口でみられる。