あかめ‐やなぎ【赤芽柳】
1 ヤナギ科の落葉高木。山野に自生。若葉は紅褐色の毛で覆われるが、のちに毛がなくなり、表面は緑色で裏面は銀白色になる。雌雄異株で、春、黄色の花が咲く。まるばやなぎ。 2 フリソデヤナギの別名。
あか‐もず【赤鵙】
モズ科の鳥。全長約20センチ。上面は赤みのある褐色で、下面は白い。日本には中部地方以北に夏鳥として渡来。
あき‐あかね【秋茜】
日本で最もよくみられるトンボ。体長約4センチ、黄褐色で、雄は成熟すると赤色になる。初夏に山地へ行き、秋になると平地に群れて帰る。あかとんぼ。《季 秋》
あけび‐このは【通草木の葉】
ヤガ科のガ。翅(はね)の開張約10センチ、前翅は褐色で枯れ葉に似る。翅を開くと、橙(だいだい)色の地に巴(ともえ)形の黒紋のある後ろ翅が現れる。夜、果実に集まり、汁を吸う。幼虫は芋虫で、アケビ・...
あけぼの‐つつじ【曙躑躅】
ツツジ科の落葉高木。山地に生え、葉は枝先に5枚輪生し、葉柄にひげ状の毛がある。花は葉の出る前に咲き、淡紅色で上面に黄褐色の斑点がある。
あげまき‐がい【揚巻貝】
ナタマメガイ科の二枚貝。貝殻は長方形で、殻長約10センチ、殻高約3センチで、両端は少し開き、殻表には黄褐色の殻皮をかぶる。有明海の泥底に多く、食用。ちんだがい。
あさ‐ぐろ・い【浅黒い】
[形][文]あさぐろ・し[ク]薄黒い。特に、皮膚の色が少し褐色を帯びている。「日焼けした—・い肌」 [派生]あさぐろさ[名]
あさだ
カバノキ科の落葉高木。春、黄褐色の雄花と雌花とが尾状につく。材は堅く光沢があって耐久性に富み、床板・家具・器具に使用。
あさ‐ば【浅場】
1 岸の近くや川の瀬などで、水深の浅い場所。 2 カレイ科の海水魚。全長約30センチ。目のある側は紫褐色の地に白点が散在。北日本のやや深海にすみ、産卵期には浅場に集まってくる。食用。あさばがれい。
あさひ‐ひょうもん【旭豹紋蝶】
タテハチョウ科のチョウ。開張35ミリくらいで、翅(はね)の表面は黄褐色の地に黒褐色の斑紋がある。極地性で、日本では大雪山群の高山帯に分布。幼虫はキバナシャクナゲを食べる。天然記念物。