とう‐くつ【橈屈】
手首の関節を親指の方向(橈骨のある側)に曲げること。手首を外転させること。逆方向への動きを「尺屈」という。
とう‐こつ【橈骨】
前腕の親指側にある長骨。上は上腕骨・尺骨に、下は腕骨につながる。
とうこつ‐どうみゃく【橈骨動脈】
肘窩で上腕動脈から分かれる動脈の一つ。前腕の親指側を橈骨に沿って下行し、手掌で尺骨動脈の深掌枝と合流して深掌動脈弓を形成する。脈をとるときに触れる。
とう‐さま【父様】
《「ととさま」の音変化》父を敬い親しんで呼ぶ語。⇔母親(かあさま)。
とう‐さん【父さん】
《「ととさん」の音変化》父を親しみを込めて呼ぶ語。「とうさま」よりくだけた言い方。⇔母さん。→御父(おとう)さん
とう‐しん【等親】
家族の階級的序列を表した語。例えば、夫は一等親、妻は二等親。血縁関係の緊密度を示す「親等」とは異なるが、両者は混用されている。
とうじせいほう【陶磁製方】
江戸時代中期の陶工・画家、尾形乾山の著作。元文2年(1737)9月に書かれた入門書で、作陶方法などを記している。大川家とその親戚に伝えられた写しが残る。佐野伝書。
とう‐ちゃん【父ちゃん】
1 幼児が父親を親しんで呼ぶ語。 2 妻が自分または他人の夫を親しんで呼ぶ語。
とう‐の‐ちゅうじょう【頭中将】
近衛中将で、蔵人頭(くろうどのとう)を兼ねた人。
源氏物語の登場人物。左大臣の長男。雲井の雁・柏木・玉鬘(たまかずら)などの父。光源氏と親友で、太政大臣に至る。
とう‐もく【頭目】
1 頭と目。ずもく。「手足—の別なきが如く」〈染崎延房・近世紀聞〉 2 かしら。親分。首領。「馬賊の—」