カント‐がくは【カント学派】
カントの哲学を継承・発展させた哲学者たち。ラインホルトや、ドイツ観念論哲学者たち、19世紀後半以後の新カント学派など。
かんねん‐しゅぎょう【観念修行】
もっぱら観念の行を修すること。また、観念と修行。観行。
かんねん‐しょうせつ【観念小説】
ある観念の具象化を目的として書かれた小説。特に日清(にっしん)戦争直後に現れた、現実社会の矛盾・暗黒面に対する作者の観念を問題意識として提出した小説をさす。泉鏡花の「夜行巡査」「外科室」、川上眉...
かんねん‐せい【観念性】
主観的な観念によってのみ構成されていること。また、そういう性質。→実在性
かんねん‐れんごう【観念連合】
ある観念とある観念とが結びつくこと。また、その結びついたもの。連想。
かんねん‐ろん【観念論】
1 精神的なものと物質との関係において、精神的なものの側に原理的根源性を置く哲学説。プラトンの客観的観念論、バークリーの主観的観念論、カントの先験的観念論、ヘーゲルの絶対的観念論などがある。アイ...
かん‐ぶつ【観仏】
仏語。観念の念仏の意。仏の相好(そうごう)・功徳を観想すること。
がんきゅうたん【眼球譚】
《原題、(フランス)Histoire de l'œil》バタイユが、オーシュ卿(Lord Auch)の筆名で書いた処女小説。1928年刊。球体をめぐる性的脅迫観念を描く。
きゃっかんてき‐かんねんろん【客観的観念論】
哲学で、精神的・観念的なものを主観的意識から独立した客観的原理として立て、世界をそのあらわれとする立場。プラトン・ヘーゲルらに代表される。→主観的観念論
きょうせい‐かん【共生感】
《(フランス)symbiose》人間が自分以外の事物と共通の生命をもつとする発想。呪術・宗教の発生を基礎づける観念とみなされる。