じっ‐しゃかい【実社会】
観念的、理論的に考えられた社会に対して、現実の社会。実世間。
じつざい‐せい【実在性】
事物や事象が意識から独立して客観的に存在するありよう。→観念性
じつざい‐ろん【実在論】
1 意識・主観を超えた独立の客観的実在を認め、このような実在をとらえることにおいて認識が成立すると説く立場。唯物論は物質を実在とし、客観的観念論は理念を実在とする。リアリズム。 2 ⇒実念論
じつねん‐ろん【実念論】
中世スコラ学における実在論。カトリック教会の要求に合致した観念論で、プラトンのイデア論を継承し、普遍は個物に先立って実在すると考える立場。リアリズム。→普遍論争
じどう‐けんしょう【児童憲章】
日本国憲法の精神に基づき、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福を図るために定められた憲章。昭和26年(1951)5月5日に制定。法的拘束力はない。
じょうしき‐てつがく【常識哲学】
18世紀、スコットランドに興ったイギリス啓蒙(けいもう)哲学の一派。バークリーの主観的観念論やヒュームの懐疑論に反対し、数学・論理学の公理、因果法則、外界の実在、自我の存在、善悪の区別などを人間...
す‐ど【数度】
数回。たびたび。すうど。「変な男が有ったものだという観念を—繰り返した」〈漱石・彼岸過迄〉
スペンダホリック【spendaholic】
強迫観念による浪費癖者。浪費依存症患者。
スーパーウーマン‐シンドローム【superwoman syndrome】
女性が、職業人・妻・母・隣人などすべての役割を完璧にこなしてこそ一人前という強迫観念にさいなまれることから起こるストレス症候群。目まい・息切れ・虚脱感などの心身症状を伴う。
せいとく‐かんねん【生得観念】
哲学で、人間が生まれながらにもっている観念。デカルトやライプニッツはこの観念の存在を主張したが、ロックは観念はすべて後天的に得られると説いた。本有観念。生具観念。