ベル‐の‐ふとうしき【ベルの不等式】
量子力学において、量子もつれが存在する場合に不成立となる不等式。1960年代に英国の物理学者ジョン=ベルが導出。その後、アラン=アスペをはじめ、一か所で同時に発生した二つの光子の偏光の向きや電子...
ベンヌ【Bennu】
太陽系の小惑星101955番の名称。アポロ群に属す地球近傍小惑星の一つ。直径約560メートル。2016年に打ち上げられた米国の小惑星探査機オシリスレックスが、2020年に着陸とサンプル採取に成功...
ペイロード【payload】
1 有償搭載量。実際に搭載する旅客・手荷物・貨物・郵便物などの重量で、必ずしも有償とは限らない。航空機の重量計算では、無燃料重量から運航重量を引いた値になる。 2 宇宙ロケットに積み込んだ実験観...
ペイロード‐スペシャリスト【payload specialist】
スペースシャトルの搭乗科学技術者。積み込まれた実験装置や観測装置の操作および実験を担当する専門職の宇宙飛行士。PS。→ミッションスペシャリスト
ペバトロン【PeVatron】
1PeV(ペタ電子ボルト)程度という、極めて高いエネルギーをもつ宇宙線源の天体。高エネルギーの宇宙線が大気中に飛び込むときに発生する空気シャワーによる光やミュー中間子を捉える検出器による観測から...
ホイヘンス【Huygens】
ESA(イーサ)(欧州宇宙機関)開発の小型探査機。1997年、土星探査機カッシーニに搭載され打ち上げられた。カッシーニから分離したのち2005年に土星の衛星タイタンへの着陸に成功、大気組成などの...
ほうい‐かく【方位角】
観測者の立つ位置を通る子午線と、ある天体を通る垂直圏とがなす角。天文学では南を零度として西回りに、測地学では北を零度として東回りに測る。
ほうきゅう【放球】
1 球技で、ボールを手で投げたり、放ったりすること。 2 気象観測用の気球を飛ばすこと。
ほうしゃ‐そく【放射束】
単位面積を単位時間内に通過する放射のエネルギーを測った量。単位はワット。観測者の目に感ずる可視光線の量を測る光束(単位はルーメン)とは異なり、電磁波のエネルギー全体を対象とする。
ほうでん‐ばこ【放電箱】
荷電粒子の飛跡を検出する装置。ネオンとヘリウム、またはアルゴンなどの不活性ガスを箱の中に封入し、高い電圧をかけた二つの電極で挟みこんだもの。荷電粒子の進路に沿って放電が生じるため、その飛跡を観測...