いわず‐かたらず【言わず語らず】
[連語]何も言わないこと。暗黙。「—のうちに納得する」
いわず‐と‐しれた【言わずと知れた】
[連語]言わなくてもわかっている。わかりきった。「健康が第一なのは—ことだ」
いわず‐もがな【言わずもがな】
[連語]《動詞「い(言)う」の未然形+打消しの助動詞「ず」の連用形+終助詞「もがな」》 1 (「の」を伴って連体詞的に用いて)言わないほうがよい。言わでもの。「—のことを言う」 2 言うまでもな...
いわ・せる【言わせる】
[動サ下一] 1 「言わす1」に同じ。「世間にあっと—・せる壮挙」 2 「言わす2」に同じ。「—・せておけばいい気になって」 3 「言わす3」に同じ。「小銭をじゃらじゃら—・せる」 4 (「…に...
いわ‐で‐も【言わでも】
[連語]《動詞「い(言)う」の未然形+接続助詞「で」+係助詞「も」》言わなくてもよいこと。「—のことを言って怒らせてしまう」
言(い)わないことではな・い
そうなると、あらかじめ言っておいたのに、それ見たことか。自分の助言を無視してしくじった人を非難していう言葉。言わんこっちゃない。
いわぬ‐いろ【言はぬ色】
《クチナシを「口無し」にかけて》くちなし色。濃い黄色。「九重にあらで八重咲く山吹の—をば知る人もなし」〈新古今・雑上〉
言(い)わぬが花(はな)
口に出して言わないほうが味わいもあり、差し障りもなくてよい。「これから先は—だ」
言(い)わぬは言(い)うに優(まさ)る
黙っているほうが、口に出して言うよりもかえって切実な思いをよく表す。
いわ‐ば【言わば】
[副]《動詞「い(言)う」の未然形+接続助詞「ば」から》言ってみれば。たとえて言えば。「彼は、—業界の救世主だ」