おさ【訳語/通事】
外国語を通訳すること。また、その人。通訳。通弁。「鞍作福利(くらつくりのふくり)を以て—とす」〈岩崎本推古紀〉
おし‐およぼ・す【推(し)及ぼす】
[動サ五(四)]さらに範囲を広げて考えて、行き渡らせる。「家に止るべからずして、必ず邦国天下に—・すべきことを」〈中村訳・西国立志編〉
オスティナート【(イタリア)ostinato】
音楽で、一定の音型を何度も反復する技法。低声部でこれを行うバッソ‐オスティナートは、この技法の代表的なもので、「固執低音」「執拗(しつよう)低音」などとも訳される。
オストラシズム【ostracism】
紀元前5世紀、古代ギリシャで行われた僭主(せんしゅ)出現防止のための市民投票。僭主の可能性のある者の名を陶片(オストラコン)に書いて投票したためこの名がある。票が一定数に達すると、指名された者は...
おそれ‐い・る【恐れ入る/畏れ入る】
[動ラ五(四)] 1 相手の好意などに対して、ありがたいと思う。恐縮する。「ご厚情のほど—・ります」 2 相手に失礼したり、迷惑をかけたりしたことに対して、申し訳なく思う。「恐れ入りますが」の形...
おそれ‐おお・い【恐れ多い/畏れ多い】
[形][文]おそれおほ・し[ク] 1 貴人や尊敬する人などに対して、失礼になるので申し訳ない。「—・いことですが一言申し上げます」 2 わが身にはありがたく、もったいない。「—・くも国王からお言...
おにおに‐し・い【鬼鬼しい】
[形][文]おにおに・し[シク]《「鬼し」を強めていう語》鬼のように荒々しく恐ろしい。無慈悲である。「何処(どこ)か柔(やさ)しい中にも、—・い所があって」〈二葉亭訳・夢かたり〉
オブジェクト‐コード【object code】
コンピューターの自動プログラミング用の言語で、アセンブラーやコンパイラーなどによって翻訳され、機械語で表されたプログラム。オブジェクトプログラム。目的プログラム。ネイティブプログラム。ネイティブ...
おも【面】
1 顔。顔つき。容貌(ようぼう)。「いと美(うる)はしき君が—」〈上田敏訳・海潮音・春の貢〉 2 表面。「川の—」 3 おもかげ。「佐野山に打つや斧音(をのと)の遠かども寝もとか児ろが—に見えつ...
おもい‐なし【思い做し】
1 そうであろうと思い込むこと。気のせい。「—でもあろうが、其面相(かおだち)も大きく厳めしくなって」〈二葉亭訳・片恋〉 2 まわりの人が推定して決めること。世間の評判。「これは、人の御際(きは...