おがわ‐しょうたろう【小川正太郎】
[1910〜1980]野球選手・新聞記者。和歌山の生まれ。中学・早大では速球投手として活躍。昭和9年(1934)毎日新聞に入社し、野球評論を執筆するかたわら日本社会人野球協会の理事を務める。野球...
おきなわせんごゼロねん【沖縄「戦後」ゼロ年】
目取真俊による評論。平成17年(2005)刊行。第二次大戦終結から60年を経た沖縄の現代の姿と歴史を描く。
おくのほそみちひょうろん【奥の細道評論】
荻原井泉水による「奥の細道」の評論。昭和3年(1928)刊。
おさきみどりのかんかくせかい【尾崎翠の感覚世界】
加藤幸子による評論。昭和初期に活動し、「第七官界彷徨」などの作品で知られる尾崎翠の文学について論ずる。平成2年(1990)刊。平成3年(1991)、第41回芸術選奨文部大臣賞受賞。
おしみなくあいはうばう【惜みなく愛は奪ふ】
有島武郎の評論。大正6年(1917)発表。本能的生活による人間的自由の獲得を説く。→愛は惜しみなく奪う
おぱらばん
堀江敏幸の文化評論集。平成11年(1999)発表。同年、第12回三島由紀夫賞受賞。タイトルはフランス語の「auparavant(以前、昔などの意)」から。
おやえ【お八重】
文芸評論家、石橋忍月による小説。明治22年(1889)4月発表。
おりくちしのぶろん【折口信夫論】
松浦寿輝(ひさき)の評論。民族学者、折口信夫について論じたもの。平成7年(1995)刊行。平成8年(1996)、第9回三島由紀夫賞受賞。
オール‐ラウンド【all-round】
1 スポーツで、どんな技術でもまんべんなくこなせること。万能。「—プレーヤー」 2 ある限られた分野だけでなく、広い範囲の見識を有すること。「—の評論家」
かいがのしこう【絵画の思考】
美術史家、 持田季未子(もちだきみこ)による評論。モネ、モンドリアン、村上華岳といった芸術家たちをとりあげる。平成4年(1992)刊行。第2回吉田秀和賞受賞。