豆(まめ)を煮(に)るに萁(まめがら)をたく
《魏の曹植(そうしょく)が兄の曹丕(そうひ)(文帝)から、七歩あゆむ間に詩を作らねば罰すると言われ、「まめがらは釜の下にあって燃え、豆は釜中(ふちゅう)にあって泣く、本これ同根より生ず」と歌った...
マラルメのし【マラルメの詩】
《原題、(フランス)La poésie de Stéphane Mallarmé》チボーデによる評論。1912年刊。ベルクソン哲学における持続の概念を念頭に置きつつ、広範な文学的知識に基づいてマ...
マルドロールのうた【マルドロールの歌】
《原題、(フランス)Les Chants de Maldoror》ロートレアモンの長編散文詩。1869年に完成した作品だが、内容が背徳的であるとして出版社が刊行をとりやめ、著者没後の1874年に...
まる・める【丸める】
[動マ下一][文]まる・む[マ下二] 1 丸い形にする。「紙を—・めて捨てる」 2 頭髪をそる。剃髪(ていはつ)する。「頭を—・めて脱俗する」 3 他人を巧みに操る。言いくるめる。まるめこむ。「...
まろが・す【転がす】
[動サ五(四)]ころがす。「門口に立ちたる我を撞(つ)き—・し」〈鴎外訳・即興詩人〉
まん‐ぎん【漫吟】
詩歌を興のおもむくままに作ったり口ずさんだりすること。また、その詩歌。
マンフレッド【Manfred】
バイロンによる3幕の劇詩。1817年刊。1824年、コベントガーデンにて初演。ゲーテの「ファウスト」の影響が色濃くみられる。シューマン、チャイコフスキーがそれぞれ音楽化している。 シューマン...
まんようのでんとう【万葉の伝統】
小田切秀雄による文芸評論。昭和16年(1941)刊。万葉集の精神が日本の叙情詩の歴史の中でどのように継承されてきたかを、中・近世の歌人から近・現代の詩人まで、幅広く取り上げつつ論ずる。
マーハーン【Māhān】
イラン南東部、ケルマーン州の町。州都ケルマーンの南東約35キロメートルに位置する。14世紀から15世紀にかけて活躍したイスラム神秘主義の思想家・詩人シャー=ネエマトッラー=バリーの霊廟(れいびょ...
みしま‐しょう【三島賞】
三島由紀夫を記念して昭和63年(1988)に創設された文学賞。年に1回、小説・評論・詩歌・戯曲作品を対象として選考される。第1回受賞作品は高橋源一郎の「優雅で感傷的な日本野球」。三島由紀夫賞。