あい【相】
《「合い」と同語源》 [名] 1 二人で互いに槌(つち)を打ち合わすこと。あいづち。〈和名抄〉 2 共謀の仲間。ぐる。「むむ、さては—ぢゃの」〈浄・女楠〉 3 相手をすること。また、相手。「—...
い
[終助]文末の助動詞「た」「だ」、禁止の意の終助詞「な」、質問の意の「か」、動詞の命令形などに付く。 1 親しみを込めて質問する意を表す。「何を悩んでいるんだ—」「君も行くか—」 2 軽蔑した...
い
[接頭]動詞に付いて、意味を強めたり、語調を整えたりする。「—漕(こ)ぐ」「—隠る」「—行く」
家柄(いえがら)より芋幹(いもがら)
《「家柄」と「芋幹」の「がら」で語調を合わせて》家柄の良さよりも、食用になる芋幹のほうがましである。勢力のない名ばかりの名家をあざけて言った言葉。
いき‐ちょん【意気ちょん/粋ちょん】
[名・形動] 1 いきなこと。通(つう)なこと。また、そのさま。「—の魔道に引き入れんとおもへども」〈黄・高漫斎〉 2 安永(1772〜1781)ごろ流行した、いきな男の髪の結い方。「出ず入らず...
い‐どう【異同】
異なっているところ。相異。違い。「両者に—はない」「本文の—を調べる」 [補説]「同」は語調をととのえる添え字で意味がない。
イントネーション【intonation】
言葉を話すとき、息の切れ目ごとに現れる上がり下がりの調子。疑問・断言などを表現する際の論理的音調と、発話者の感情の起伏などを表す感情的音調とがある。語調。
うち【打ち】
[接頭]動詞に付いて、その動作・作用を強めたり、語調を整えたりする。また、少し、ちょっと、の意を添えることもある。「—続く」「—興ずる」「—笑(え)む」
うらみ‐つらみ【恨み辛み】
《「つらみ」は、形容詞「つらい」の語幹に「み」をつけて語調を整えた語》積もり積もった、さまざまの恨み。「—をぶちまける」
えん【焉】
《漢文の助字》句末に置いて語調を整え、また、断定の意を表す語。訓読ではふつう読まないが、「我関せず焉」などの場合には読む。