さお‐さ・す【棹さす】
[動サ五(四)] 1 棹を水底に突いて舟を進める。「流れに—・す」 2 調子を合わせて、うまく立ち回る。「時流に—・す」
さかはてるてる【坂は照る照る】
小唄。本調子。鈴鹿馬子唄の「坂は照る照る鈴鹿は曇る、間(あい)の土山(つちやま)雨が降る」を小唄化したもの。
さだ‐ちょう【沙陀調】
雅楽の調子の一。壱越(いちこつ)を主音とする呂(りょ)調で、のちに壱越調に編入。
さび【寂】
《動詞「さ(寂)ぶ」の連用形から》 1 古びて味わいのあること。枯れた渋い趣。「—のある茶碗」 2 閑寂枯淡の趣。「—に徹した境地」 3 声の質で、低く渋みのあるもの。「—のある声」 4 謡曲・...
さん‐さがり【三下り】
三味線の調弦法の一。本調子の第3弦を1全音(長2度)下げたもの。粋(いき)や艶(つや)を表し、長唄・小唄に多く用いる。
さん‐の‐いと【三の糸】
三味線の第3の弦。正面からみて右側の弦。最も細く、最も調子が高い。さん。
しお・る【撓る/萎る】
[動ラ四] 1 しなわせる。たわめる。「秋風は軒場の松を—・る夜に月は雲居をのどかにぞ行く」〈玉葉・秋下〉 2 しみじみとした感じを出す。また、能で、泣く動作をする。「調子の真中を三重に—・り...
しかり‐とば・す【𠮟り飛ばす】
[動サ五(四)]激しい調子でしかる。「有無を言わさず—・す」
しし‐まい【獅子舞】
1 獅子頭をかぶって舞う民俗芸能。大陸から伝わった伎楽系の二人立ちのものと、日本に古くからある風流(ふりゅう)系の一人立ちのものとがある。信仰的には五穀豊穣・悪魔祓(あくまばら)い・雨乞(あまご...
し‐そう【試走】
[名](スル) 1 自動車などを試験的に走らせて、性能や調子を確かめること。「新しいエンジンを載せて—する」「—車」 2 競走で、競技前に走ってみて、走路の状態や体調などを確かめること。