ろん・じる【論じる】
[動ザ上一]「ろん(論)ずる」(サ変)の上一段化。「事の是非を—・じる」
ろん‐じん【論陣】
議論や弁論をするときの論の組み立て。「—を張る」 [補説]「論戦を張る」は誤り。→論陣を張る[補説]
論陣(ろんじん)を張(は)・る
論理を組み立てて議論を展開する。「教授陣を相手に堂々と—・る」 [補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「論陣を張る」と「論戦を張る」について、どちらの言い方を使うか尋ねたところ、次...
ろん・ずる【論ずる】
[動サ変][文]ろん・ず[サ変] 1 筋道を立てて述べる。「現代文学について—・ずる」「環境問題を—・ずる」 2 互いに意見をたたかわす。論争する。また、言い争う。「夜を徹して—・ずる」 3 (...
論(ろん)ずる物(もの)は中(なか)から取(と)れ
相争っているときは、第三者がそれを取ってしまえ。または、二人の間を調停せよ。「昔より—といふ。是は身共が取ってのくぞ」〈虎寛狂・茶壺〉
ろん‐せつ【論説】
物事の是非を論じたり解説したりすること。また、その文章。特に、新聞の社説など、時事的な問題について論じ述べたものにいうことが多い。
ろんせつ‐いいん【論説委員】
報道機関で、論説を担当する人。
ろん‐せん【論戦】
[名](スル)互いに議論をたたかわせること。「激しい—を繰り広げる」 [補説]「論陣を張る」との混同で、「論戦を張る」とするのは誤り。
ろん‐そう【論争】
[名](スル)互いに言い争うこと。「人類の起源について—する」
ろん‐そう【論叢】
論文を集めたもの。論集。