お‐ことわり【御断り〔断わり〕】
「断り1・2」の謙譲語・美化語。 [補説]「お客様へのお断り」は謙譲語、「押し売りお断り」は美化語。
お‐すすめ【御勧め/御奨め】
「すすめ1」の尊敬語・謙譲語。 [補説]「君のお勧めだから買ったのだ」は尊敬語。「この品がお勧めですよ」は謙譲語。
お‐せわ【御世話】
「世話1・2」の尊敬語・謙譲語。 [補説]「お世話になる」は尊敬語、「病人のお世話をする」は謙譲語。
お‐ねがい【御願い】
「願い1」の謙譲語・美化語。 [補説]「折り入ってお願いがあります」は謙譲語、「ずいぶん都合の良いお願いだね」は美化語。
おま・す
《「おまらす」の音変化》 [動サ四] 1 与える、の意の謙譲語。差し上げる。「二人の衆にも酒—・せ」〈浄・博多小女郎〉 2 (補助動詞)…してあげる、の意の謙譲語。「御機嫌を直す囃子物を教へて...
お‐まら・す
[動サ下二]《「おまいらす」の音変化》 1 与える、の意の謙譲語。差し上げる。「布施半分もそなたへ—・せうぞ」〈虎清狂・泣尼〉 2 (補助動詞)…してあげる、の意の謙譲語。「なるならばかなへて—...
御目(おめ)に掛(か)か・る
1 「会う」の謙譲語。お会いする。「—・れて光栄です」 2 目上の人の目に留まる。「院、内の—・り、日本一番の名を得たる相撲なり」〈曽我・一〉
お‐やくそく【御約束】
1 「約束1」の尊敬語・謙譲語。 2 特定の状況で、大多数から次の展開として期待される物事。また、映画や小説などで、定番の状況設定や典型的な物語の展開。「夏の浜辺で—の曲」「—の落ちで爆笑する」...
かえり‐まか・る【帰り罷る】
[動ラ四] 1 《「まかる」は、任命されて都から地方へ行く意》都から地方の任地などへ帰る。「我(あ)が待つ君が事終はり—・りて」〈万・四一一六〉 2 《「まかる」は行くの意の謙譲語》帰っていきま...
きこえ‐あ・う【聞こえ合ふ】
[動ハ四]「言い合う」の謙譲語。大勢が口々に申し上げる。「御前にさぶらふ人々、いさやえこそ聞こえ定めね、と—・へり」〈源・東屋〉