こう‐け【高家/豪家】
1 格式の高い家。由緒正しい家柄。また、権勢のある家柄。名門。摂関家や武家の名族をいう。 2 後ろだてとする権勢。また、その権勢を借りていばること。「大将殿をぞ—には思ひ聞こゆらむ」〈源・葵〉 ...
こうけ‐がま・し【高家がまし/豪家がまし】
[形シク]《「ごうけがまし」とも》権勢をかさに着るさま。権柄ずくである。「かこちかかりて—・しく申して、むつかしく侍るなり」〈山家集・下・詞書〉
こうけ‐だ・つ【高家立つ/豪家立つ】
[動タ下二]《「ごうけだつ」とも》権門出身らしく振る舞う。「—・つるわが殿も中納言におはしますや」〈落窪・二〉
こうけ‐ば・る【高家張る/豪家張る】
[動ラ四]《「ごうけばる」とも》威圧的で横柄に振る舞う。えらぶる。「—・ったる罪人かな」〈虎明狂・八尾〉
ごう‐か【豪家】
財産の多い家。その地方で勢力のある家。「土地の—の出身」