すみのくら【角倉】
姓氏の一。江戸時代の京都の豪商。本姓、吉田氏。室町時代は土倉(どそう)として活躍。のち、朱印船貿易・河川土木事業に従事し、高瀬川などの水路開発による通船の権益を代々継承して栄えた。 [補説]「角...
すみのくら‐ぶね【角倉船】
江戸初期、角倉了以・素庵父子が朱印状を受けて安南・東京(トンキン)などへ貿易のために派遣した貿易船。
スムート‐ホーリー‐ほう【スムート・ホーリー法】
《Smoot-Hawley Tariff Act》1930年に米国のフーバー政権下で成立した関税法。1929年に始まった大恐慌の際、国内産業保護のため農作物など2万品目の輸入関税を平均50パーセ...
スラト【Surat】
インド西部、グジャラート州の都市。アラビア海のカンバート湾に注ぐタプティ川の河口付近に位置し、港湾をもつ。ムガル帝国時代、貿易港として繁栄、17世紀後半は英国東インド会社の本拠地。人口、行政区2...
スーパー‐さんびゃくいちじょう【スーパー三〇一条】
《Super trade law 301》米国包括貿易法第301条のこと。貿易相手国の不公正な貿易慣行に対する報復措置を規定したもの。
スービック【Subic】
フィリピン、ルソン島中部、サンバレス州の町。かつて米国のスービック海軍基地があった。1991年の基地返還後、周辺のオロンガポとともに経済特別区に指定。自由貿易港となり、企業誘致などが進められている。
せいいきなき‐かんぜいてっぱい【聖域なき関税撤廃】
自由貿易協定や経済連携協定において、例外を設けず全品目の関税を撤廃すること。聖域とは、ここでは国内産業保護などを理由として特定の産品について例外的に関税を残すこと、またその特定産品を意味する。 ...
せきどう‐かいりゅう【赤道海流】
赤道の南北両側を東から西に向かって流れる海流。北赤道海流と南赤道海流があり、いずれも貿易風によって生じたもの。赤道流。→赤道反流
せきどう‐むふうたい【赤道無風帯】
北東貿易風と南東貿易風とに挟まれた、赤道付近の風の弱い地帯。強い日射のため上昇気流が起こり低圧帯になっている。赤道低圧帯。→貿易風
センシティブ‐ひんもく【センシティブ品目】
一国の貿易戦略において重要な品目。貿易自由化交渉で関税が撤廃され輸入が増えると国内の産業従事者に大きな影響を及ぼすため、慎重に取り扱われる。日本の米など。→環太平洋戦略的経済連携協定