いしだはきょうぜんくしゅう【石田波郷全句集】
愛媛県出身の俳人、石田波郷の句集。正題「定本石田波郷全句集」。昭和29年(1954)刊行。昭和30年(1955)、第6回読売文学賞受賞。
いしのしたのきろく【石の下の記録】
大下宇陀児の長編推理小説。昭和23年(1948)から昭和25年(1950)にかけて発表、単行本は昭和26年(1951)刊行。昭和24年(1949)の光クラブ事件など、アプレゲール犯罪が頻発した時...
いしのニンフたち【石のニンフ達】
宮原昭夫の短編小説。昭和41年(1966)、第23回文学界新人賞を受賞した著者のデビュー作品。同作を表題作とする小説集は昭和44年(1969)刊行。
いしのらいれき【石の来歴】
奥泉光のミステリー小説。平成5年(1993)発表。同年、第110回芥川賞受賞。
いずくのかに【いづくの蟹】
光岡明の小説。昭和51年(1976)「文学界」誌に発表。第75回芥川賞候補作となる。
いずみきょうか‐ぶんがくしょう【泉鏡花文学賞】
文学賞の一。昭和48年(1973)に泉鏡花の生誕100周年を記念して創設された。生誕地である石川県金沢市が主催する。単行本を対象とし、浪漫的で優れた作品に贈られる。
いずものおくに【出雲の阿国】
有吉佐和子の長編小説。昭和42年(1967)より「婦人公論」誌にて連載。昭和43年(1968)、第6回婦人公論読者賞受賞。昭和44年(1969)から昭和47年(1972)にかけて単行本全3巻を刊...
いせ‐はなび【伊勢花火】
キツネノマゴ科の多年草。暖地に自生。高さ30〜60センチで低木状。夏から秋、淡紫色の花を穂状につける。中国の原産で、観賞用。
いたましきうで【傷ましき腕】
洋画家・彫刻家の岡本太郎による油絵作品。パリ留学中の昭和11年(1936)に制作。ブルトンに評価され、昭和13年(1938)には国際シュルレアリスム展に出品。昭和16年(1941)の二科展に出品...
いたむひと【悼む人】
天童荒太の長編小説。死者を悼むために全国を放浪している青年と、彼を取り巻く人々を描く。平成20年(2008)刊行。同年、第140回直木賞受賞。平成24年(2012)に舞台化。