しつ‐りょう【質量】
1 物体の慣性の大きさを示す量。または、重力を生じさせる原因となる量。相対性理論によれば、質量はエネルギーの一形態であるとされる。単位はキログラム、その他トン・カラット・匁(もんめ)など。 2 ...
しつりょう‐けっそん【質量欠損】
原子核を構成している陽子と中性子の質量の総和から、原子核の質量を引いた差。陽子と中性子とが原子核を構成するとき、結合エネルギーを得るため、ある程度の質量を失うことから生じる。
しつりょう‐こうちゃく【質量降着】
宇宙空間において、白色矮星・中性子星・ブラックホールなどの高密度天体へ、周囲のガスや伴星の恒星風などが重力に引き寄せられる現象。
しつりょうこうど‐かんけい【質量光度関係】
恒星の質量と絶対等級(光度)の関係。光度は質量のほぼ3〜4乗に比例する。
しつりょうさよう‐の‐ほうそく【質量作用の法則】
化学反応における重要な法則の一。化学平衡が成立しているとき、反応物質の各濃度の積と生成物質の各濃度の積との比は、一定温度のもとにおいては一定であるという法則。
しつりょう‐じかりつ【質量磁化率】
単位質量当たりの磁化率。ふつう1グラム当たりの磁化率で表される。
しつりょう‐すう【質量数】
原子核を構成している陽子と中性子の数の和。
しつりょう‐スペクトル【質量スペクトル】
質量分析器などで、イオンをその質量と電荷との比に応じて分け、大きさの順に並べたもの。
しつりょう‐たんい【質量単位】
質量をエネルギーの単位で表したもの。相対性理論によれば、静止した質量mの物体はmc2(cは光の速さ)のエネルギーで表される。
しつりょう‐ちゅうしん【質量中心】
物体の質量がその点に集中しているとみなせる点。物体が運動するとき、質点と同じ運動をし、重心と一致する。