はしり‐づゆ【走り梅雨】
梅雨に先立って、ぐずつく天候。梅雨の前触れ。《季 夏》
はしり‐で【走り出】
門口。また、門口に近い所。一説に山などの地勢が横に低く続いているさまともいう。はしりいで。「我が二人見し—の堤に立てる槻(つき)の木の」〈万・二一〇〉
はしり‐ぬ・く【走り抜く】
[動カ五(四)]最後まで走る。走りとおす。走破する。「全行程を—・く」 [動カ下二]「はしりぬける」の文語形。
はしり‐ぬ・ける【走り抜ける】
[動カ下一][文]はしりぬ・く[カ下二] 1 走って通り抜ける。駆け抜ける。「路地を—・ける」「千秋楽まで無事に—・けた」 2 感覚・感情などが一瞬現れて消える。「強い感動が—・ける」
はしり‐はばとび【走り幅跳び】
陸上競技の種目の一。助走して片足で踏み切って跳び、その跳んだ距離を競う跳躍競技。ブロードジャンプ。ロングジャンプ。 [補説](2024年9月現在)世界記録男子:8.95メートル(1991年8月3...
はしり‐び【走り火】
「跳ね火」に同じ。「人に逢はむつきのなきには思ひおきて胸—に心焼けをり」〈古今・雑体〉
はしり‐まい【走り舞】
舞楽の舞姿のうえからの分類で、活発に走りかけるふりのあるもの。「蘭陵王(らんりょうおう)」「納曽利(なそり)」「散手(さんじゅ)」「還城楽(げんじょうらく)」「抜頭(ばとう)」「貴徳(きとく)」...
はしり‐ま・う【走り舞ふ】
[動ハ四]せわしく走りまわる。また、奔走する。「—・ひて、中御門の門より入りて」〈宇治拾遺・一一〉
はしり‐まど・う【走り惑ふ】
[動ハ四]あわてて走る。右往左往する。「汐満ち来なばここをも過ぎじと、あるかぎり—・ひ過ぎぬ」〈更級〉
はしり‐まわ・る【走り回る】
[動ラ五(四)] 1 あちらこちらを走る。かけまわる。「子供が廊下を—・る」 2 用事をもってあちこちと忙しく歩き回る。奔走する。「資金繰りに—・る」