はしり【走り】
1 走ること。また、走り方。「安定した—のランナー」「球の—がよい」 2 滑らかに動くこと。また、そのぐあい。「戸の—をよくする」「筆の—がよい」 3 野菜・果物・魚などの、出回り期の最初に出る...
はしり‐い【走り井】
清水が勢いよくわき出て流れる泉。「落ち激(たぎ)つ—水の清くあればおきては我は行きかてぬかも」〈万・一一二七〉
はしり‐うま【走り馬】
1 競馬(けいば)。また、競馬用の馬。くらべうま。「舞人は十人、—十匹」〈宇津保・春日詣〉 2 急使の乗る馬。早馬(はやうま)。「京よりの—と言へば、何ごとならんと驚きながら」〈増鏡・三神山〉
はしり‐かか・る【走り掛かる】
[動ラ四] 1 勢いよく走りよってかかる。飛びかかる。「しれ者は—・りたれば」〈枕・九〉 2 勢いよく流れてかかる。「その石の上に—・る水は」〈伊勢・八七〉
はしり‐か・く【走り書く】
[動カ四]すらすらと書きながす。「真字(まんな)を—・きて」〈源・帚木〉
はしり‐がき【走り書(き)】
[名](スル)筆を走らせて急いで書くこと。また、その書いたもの。「—のメモを残す」
はしり‐ぎ【走り木】
押し寄せてくる敵をなぎ倒すため、高い所から木を転がすこと。また、その木。
はしり‐くさ【走り瘡】
丹毒のこと。〈日葡〉
はしり‐くら【走り競】
「走り競(くら)べ」に同じ。
はしり‐くらべ【走り競べ】
一緒に走って速さを競うこと。かけっこ。かけくらべ。はしりくら。