おき【起き】
起きること。「けさの—にぞ袖ぬらしつる」〈千五百番歌合・一七〉 [補説]現代では通例、複合語の要素として用いられる。「朝起き」「寝起き」「起き伏し」「四時起き」
おきあがり‐こぼし【起(き)上(が)り小法師】
達磨(だるま)の形などに作った人形の底におもりをつけ、倒れてもすぐに起き上がるようにしたおもちゃ。不倒翁(ふとうおう)。おきゃがりこぼし。
おき‐あが・る【起(き)上(が)る】
[動ラ五(四)]横になっていたものがからだを起こす。また、立ち上がる。「寝床から—・る」「—・って伸びをする」
おき‐がけ【起(き)掛け】
起きだしたばかりのこと。起きぬけ。
おき‐しな【起きしな】
《「しな」は、…するときの意の接尾語》起きようとするとき。また、起きたばかりのとき。起きがけ。起きぬけ。「—は機嫌が悪い」
おき‐た・つ【起き立つ】
[動タ四]起き上がる。「—・たば母知りぬべし」〈万・三三一二〉
起(お)きて半畳(はんじょう)寝(ね)て一畳(いちじょう)
人間が必要な広さは、起きている時が半畳で、寝ても一畳あれば足りる。贅沢(ぜいたく)は慎むべきであるという教え。
おき‐なお・る【起(き)直る】
[動ラ五(四)]横になっていた者が、からだを起こして、きちんと座る。「床の上に—・る」
おき‐ぬけ【起(き)抜け】
寝床から起き出したばかりのこと。起きがけ。起きしな。「—に一服すう」
おき‐ばん【起(き)番】
当番で、ひと晩じゅう起きていること。また、その人。寝ずの番。