えつ‐りゅう【越流】
[名](スル)水があふれ出ること。また、その水。溢流(いつりゅう)。
えつりゅう‐てい【越流堤】
河川や水路で、水量調節の目的で、堤防の一部を低くしたもの。一定水位以上になると越流させ、その水を貯水池や遊水池にたくわえる。溢流堤(いつりゅうてい)。
えてんらく【越天楽/越殿楽】
雅楽。唐楽の小曲で、舞はない。平調(ひょうじょう)、早四拍子(はやよひょうし)のものが有名であるが、古くは盤渉(ばんしき)調で奏され、また黄鐘(おうしき)調のものもある。その旋律に歌詞をつけた...
えてんらくへんそうきょく【越天楽変奏曲】
宮城道雄の箏(そう)と管弦楽の協奏曲。1927年作曲。雅楽の越天楽を題材とする。近衛秀麿・直麿兄弟による交響曲編曲も知られる。
おち【越】
⇒えつ
おち‐ど【落(ち)度/越度】
《「おつど(越度)」の音変化》手落ち。あやまち。過失。「手続き上に—があった」「当方の—を認める」
えっ‐かい【越階】
⇒おっかい(越階)
おっ‐かい【越階】
順序を飛び越えて位階が昇進すること。越任(おつにん)。「—とて二階をするこそありがたき朝恩なるに」〈平家・一一〉
おっ‐そ【越訴】
1 江戸時代、管轄の役所・役人を越えて上級の官司に提訴したこと。直訴(じきそ)・駆け込み訴えはこの類。 2 中世、敗訴人が裁判に誤りがあるとの理由で、上訴・再審請求をしたこと。
おっそ‐ぶぎょう【越訴奉行】
鎌倉幕府の職名。越訴2の受理・再審に当たった臨時の職。審理が始まると、引付(ひきつけ)奉行人の中から1、2名が選ばれ、頭人の指揮に従った。