身(み)の置(お)き所(どころ)もな・い
⇒身の置き所がない
み‐の‐かわ【身の皮】
1 皮膚。「その—悉(ことごと)に風に吹きさかえき」〈記・上〉 2 身につける衣服。「あるほどの—を日算用すまして」〈浮・一代女・五〉
身(み)の皮(かわ)を剝(は)・ぐ
着ている衣服を生活のために売る。「—・いでその日の米を得る」
み‐の‐け【身の毛】
からだに生えている毛。
身(み)の毛(け)がよだ・つ
恐怖のために、身の毛が逆立つ。ぞっとする。身の毛立つ。「—・つ陰惨な事件」
みのけ‐だ・つ【身の毛立つ】
[動タ五(四)]寒さや恐怖のために、からだの毛が逆立つ。身の毛がよだつ。「—・つような怖い話」
身(み)の毛(け)を詰(つ)・める
ひどく恐ろしい目にあう。ひどく恐れる。「もはやお手うちになるかとぞんじて—・めてござる」〈虎明狂・二千石〉
身(み)の熟(こな)し
その場に適応したからだの動かし方。身ごなし。「優雅な—」「すばやい—」
み‐の‐さび【身の錆】
「身から出た錆(さび)」に同じ。「軽蔑の語気にて憎気に云わるるも我—と独おかしく」〈露伴・露団々〉
み‐の‐しろ【身の代】
1 「身の代金」に同じ。 2 給金。「それ、当座の—」〈伎・韓人漢文〉