かい‐の
[連語]《終助詞「かい」+終助詞「の」。近世語》文末に付けて用いる。 1 疑いをもって尋ねかけたり、確かめたりする意を表す。「こんな時に客引いてくれそなものではない—」〈浄・丹波与作〉 2 反語...
か・つ【搗つ】
[動タ四] 1 臼(うす)でつく。「米—・つ男ら」〈読・雨月・蛇性の婬〉 2 棒などで、たたいて落とす。「いや、星を—・ちます」〈咄・軽口五色紙〉
かる‐くち【軽口】
[名・形動] 1 調子が軽くておもしろい言葉・話。たわいないが、気がきいていて滑稽みのある言葉・話。「—をたたく」 2 軽妙なしゃれ。江戸時代に流行した地口(じぐち)・秀句(しゅうく)の類。 3...
来(き)たか長(ちょう)さん待(ま)ってたほい
待ちかねていた事態が来たという思いを込めていう軽口。
くだい・す【下いす】
[動サ特活]《「くださります」の音変化》くださいます。「ふん、その青竜湯とやら、醒めるものなら一服—・せんか」〈咄・軽口五色紙〉
こせ‐ごと【こせ言】
しゃれ。軽口。「あれは秀句、—と申して、各のお慰みに仰せらるることでござるが」〈虎明狂・秀句傘〉
たたき‐あ・う【叩き合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 互いにたたく。打ちあう。「肩を—・って労をねぎらう」 2 冗談などを言い合う。また、互いにはげしく言い合う。「軽口を—・う」「にくまれ口を—・う」
つゆ‐の‐ごろべえ【露の五郎兵衛】
[1643〜1703]江戸前期の落語家。京都の人。号は雨洛・露休。辻噺(つじばなし)を創始し、洛中各地で興行、軽口頓作(とんさく)で人気を博した。著「露がはなし」「露新軽口ばなし」など。
なれなれ‐し・い【馴れ馴れしい】
[形][文]なれなれ・し[シク] 1 非常に親しいようすである。「—・く軽口を交わす」 2 ぶしつけである。遠慮がなさすぎる。「上司に—・い口をきく」 [派生]なれなれしげ[形動]なれなれしさ[名]
ねだ・る【強請る】
[動ラ五(四)] 1 甘えたり、無理に頼んだりしてほしいものを請い求める。せがむ。せびる。「小遣いを—・る」「おもちゃを—・る」 2 難くせをつけて要求する。ゆする。「おれを—・って銀取らうと...