かろきねたみ
岡本かの子の処女歌集。大正元年(1912)、青鞜社より刊行。木版、手刷りで制作された。
かろし・む【軽しむ】
[動マ下二]「かろしめる」の文語形。
かろし・める【軽しめる】
[動マ下一][文]かろし・む[マ下二]軽くみる。あなどる。見下げる。「こうこう、強勢おれを—・めるの」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
かろ‐はずみ【軽はずみ】
[名・形動]「かるはずみ」に同じ。
かろ・ぶ【軽ぶ】
[動バ上二] 1 軽そうである。かるがるとしている。「—・び涼しげなる御中に」〈枕・三五〉 2 軽率である。軽はずみである。「—・びたる名をや流さむ」〈源・帚木〉 3 低い身分・官位である。「い...
かろ‐み【軽み】
「かるみ」に同じ。
かろ・む【軽む】
[動マ四]軽くなる。「この罪の—・むばかりのわざをせさせ給へ」〈源・若菜下〉 [動マ下二] 1 軽くする。「我にその罪を—・めて許し給へ」〈源・賢木〉 2 軽んじる。あなどる。「独り身なる者...
かろ‐やか【軽やか】
[形動][文][ナリ]いかにも軽そうなさま。軽快なさま。かろらか。かるやか。「—な身のこなし」 [派生]かろやかさ[名]
かろやかなこぶねにてのがれでよ【軽やかな小舟にて逃れ出よ】
《原題、(ドイツ)Entflieht auf leichten Kähnen》ウェーベルンのドイツ語による無伴奏の混成合唱曲。1908年作曲。ドイツの詩人ゲオルゲの詩に基づく。軽い小舟で逃れよ。
かろ‐らか【軽らか】
[形動][文][ナリ] 1 いかにも軽そうなさま。かろやか。かるらか。「—に廊を歩みゆく人あり」〈鴎外訳・即興詩人〉 2 たやすいさま。手軽だ。かるらか。「道のほども—にしなしたり」〈源・松風〉...