にげ‐かく・れる【逃(げ)隠れる】
[動ラ下一][文]にげかく・る[ラ下二]逃げて人目につかないようにする。逃げて身を隠す。「追っ手から—・れる」
にげ‐きず【逃げ傷/逃げ疵】
逃げるときに背後から受けた傷。うしろきず。「人より先に逃げ、うろたへて—をしたたかに蒙り」〈仮・浮世物語・三〉
にげ‐きり【逃(げ)切り】
逃げ切ること。特に競技で、相手に追いつかれないで勝つこと。「先行—」
にげ‐き・る【逃(げ)切る】
[動ラ五(四)] 1 最後まで追いつかれないで逃げ終える。「鹿がハンターから—・る」 2 競技などで、相手に追いつかれないで、うまく勝つ。「先行馬が—・る」「五対四で—・る」
にげ‐く【逃げ句/遁げ句】
1 言いのがれをしようとしていう言葉。逃げ口上。「また—をいふよ」〈人・梅児誉美・初〉 2 (遁げ句)連句の付合(つけあい)手法の一。手の込んだ句が連続したときや前句がむずかしいときに、さらりと...
にげ‐ぐち【逃(げ)口】
《「にげくち」とも》 1 外へ逃げるための出口。 2 言いのがれ。逃げ口上。「いいえ、そんな—は聞ません」〈逍遥・当世書生気質〉
にげ‐こうじょう【逃(げ)口上】
責任などをのがれようとしていう言葉。逃げ口。
にげ‐こ・む【逃(げ)込む】
[動マ五(四)] 1 逃げて、ある場所へ入り込む。「雨に降られて軒下へ—・む」 2 競技などで、逃げ切って勝ちをおさめる。「僅差(きんさ)で—・む」
にげ‐ごし【逃(げ)腰】
今にも逃げようとする腰つき。また、責任などをのがれようとする態度。「問い詰められて—になる」
にげ‐さ・る【逃(げ)去る】
[動ラ五(四)]逃げていなくなる。「獲物が—・る」