じゆう‐が【自由画】
子供の個性や創造性を尊重し、欲するままに描かせる絵画。大正期の美術教育運動で山本鼎(やまもとかなえ)が提唱した。
じゆう‐げきじょう【自由劇場】
1887年、フランスのアンドレ=アントワーヌがパリに創設した劇団。イプセン・ストリンドベリ・トルストイらの戯曲を上演、近代劇運動の出発点となった。
明治42年(1909)小山内薫(おさないか...
じゆう‐とう【自由党】
明治14年(1881)板垣退助を中心に結成された政党。フランス流急進的自由主義を唱えた。明治17年(1884)解散。
大同団結運動ののち、明治23年(1890)に大井憲太郎らが
を再興した政...
じゆう‐ど【自由度】
1 一つの系の変形しうる度合い。ある物理系の運動状態または平衡状態を表すのに必要な、任意に独立に変化させることができるものの数。例えば、空間を自由に運動する剛体の自由度は、直交座標系での自由度3...
じゆうのり【自由之理】
J=S=ミルの「On Liberty」の訳書。中村正直訳。明治5年(1872)刊。当時の自由民権運動に影響を及ぼした。
じゆう‐フランス【自由フランス】
第二次大戦中、フランスがナチスドイツに占領された際、ド=ゴールがロンドンで樹立した亡命政権。フランス国内のレジスタンス運動を国外から支援する一方、自由フランス軍を結成し、アフリカで枢軸国やフラン...
じゆう‐ほうそうだん【自由法曹団】
大正10年(1921)神戸の労働争議弾圧に対する調査と抗議運動を契機に結成された弁護士の団体。労働者・農民・勤労市民の権利の擁護をその活動方針とする。
じゆうみんけん‐うんどう【自由民権運動】
明治前期、藩閥政治に反対して国民の自由と権利を要求した政治運動。明治7年(1874)の板垣退助らによる民撰議院設立建白書の提出に始まり、国会の開設を要求する運動として全国的に広がった。のち、自由...
じゆうみんけん‐ろん【自由民権論】
人間は本来自由であり、平等に政治に参加する権利を持っているとする政治思想。自由民権運動の理論的支柱となった。イギリスの功利主義、フランスの民権思想などの影響が大きい。自由民権思想。
じょうい‐うんどうニューロン【上位運動ニューロン】
大脳皮質の運動野や脳幹に細胞体をもち、脊髄前角や脳幹にある下位運動ニューロンとシナプスを形成する神経細胞。一次運動ニューロン。