たち【達】
[接尾]人を表す名詞や代名詞に付く。 1 複数であることを表す。「子供—」「僕—」 2 複数の意とともに尊敬の意をも表す。「大舟にま梶しじ貫(ぬ)き此の我子を唐国へ遣るいはへ神—」〈万・四二四〇...
たっ‐かん【達観】
[名](スル) 1 広く大きな見通しをもっていること。遠い将来の情勢を見通すこと。「時勢を—する」 2 目先のことや細かなことに迷わされず、真理・道理を悟ること。俗事を超越し、さとりの境地で物事...
たっ‐けん【達見】
物事を広く、また先々まで見通す、すぐれた意見・見識。達識。「—の士」
たっ‐し【達し】
官公庁から国民や下級官庁に対して出す通告・命令。ふれ。「その筋のお—により」 [補説]「達示」とも当てて書く。
たっ‐し【達士】
ある物事に熟達した人。練達の士。
たっし‐がき【達し書(き)】
達しを書いた文書。官公庁の通達書。達し文(ぶみ)。
たっ‐しき【達識】
物事を広く深く見通す見識。達見。
たっし‐ぶみ【達し文】
「達し書き」に同じ。
たっ‐しゃ【達者】
[名]学問・技芸などの道に熟達している人。達人。「馬術の—」 [形動][文][ナリ] 1 物事に慣れていて、巧みなさま。「計算が—だ」「口が—だ」「—な芸」 2 からだが丈夫で健康なさま。「...
たっ・する【達する】
[動サ変][文]たっ・す[サ変] 1 ㋐ある場所・目的地に行きつく。至る。「登山隊が山頂に—・する」 ㋑物事の内容が伝わり届く。「噂が教師の耳にも—・する」 ㋒ある数値になる。一定の数値に届く。...