やり【遣り】
1 やること。行かせること。 2 取引で、売り。「五買い、六—」 3 「遣り手(て)4」の略。「—がせっかん針が出てとりさへる」〈柳多留・一二〉
やり‐あ・う【遣り合う】
[動ワ五(ハ四)]互いにしあう。また、互いに争う。「公衆の面前で—・う」
やり‐いだ・す【遣り出だす】
[動サ四]「やりだす」に同じ。「やりもてゆきて、七条の末に—・したれば」〈宇治拾遺・一一〉
やり‐かえし【遣り返し】
1 やり直し。「人生は—がきかない」 2 相手に仕返すこと。また、相手を反対にやりこめること。「つい口返答—を為(す)る時もあれど」〈露伴・いさなとり〉 3 和風建築の工法の一。2本の柱の間に水...
やり‐かえ・す【遣り返す】
[動サ五(四)] 1 相手からやられた仕返しに、こちらも同じようなことをやる。また、相手の言葉に言い返す。「やられたら—・す」「負けずに—・す」 2 一度した事を改めてする。しなおす。「計算を—...
やり‐か・える【遣り替える】
[動ア下一][文]やりか・ふ[ハ下二]やり直す。「内装を—・える」
やり‐かけ【遣り掛け】
しはじめたばかりであること。また、途中までやった状態であること。「—のままほうり出す」
やり‐か・ける【遣り掛ける】
[動カ下一][文]やりか・く[カ下二] 1 あることをしはじめる。また、しはじめようとする。「—・けたままの仕事」 2 こちらからはたらきかける。しむける。「男より—・くる事、初心者や田舎者のす...
やり‐かた【遣り形】
建築の基礎工事にかかる前に、柱・壁の位置や基礎の幅・高さなどを標示するために設ける仮設物。ふつう杭(くい)を打ち、貫(ぬき)を打ち付けて印をつけたものを作る。
やり‐かた【遣り方】
物事を行う方法。物事をする手段。しかた。「まずい—」「—を変える」