い‐きゃく【遺却】
[名](スル)忘れ去ること。「後人をして之(これ)を追想して—することなからしむ」〈村田文夫・西洋聞見録〉
い‐きょう【遺教】
昔の人が残した教え。また、故人が言い残した教え。
い‐きょう【遺響】
あとに残る響き。余韻。転じて、後世に残る風習や教え。
い‐きん【遺金】
1 延べ棒・馬蹄(ばてい)形などにして残した軍用金。「慶長—」 2 落とした金銭。「廉士は—をかへりみず」〈読・胡蝶物語・三〉
い‐ぎょう【遺業】
故人が成し遂げた事業。また、故人が未完成のまま残していった事業。「先代の—を継ぐ」
い‐くん【遺薫】
他に移り残るかおり。移り香(が)。
い‐くん【遺訓】
故人の残した教え。父祖から子孫への教訓。「父の—を守る」
ゆい‐くん【遺訓】
⇒いくん(遺訓)
い‐けつ【遺闕】
欠けていて足りないこと。
い‐けん【遺賢】
すぐれた才能を持ちながら、政府に用いられないで民間にいる人。「野(や)に—なし」