ばか‐やろう【馬鹿野郎】
ばかな男。また、人をののしっていう語。
ばんじ‐ばんざぶろう【磐次磐三郎】
関東から東北にかけて分布する伝説の一。狩人の元祖といわれる兄弟が、山の神の難を助けたりする。大汝小汝(おおなんじこなんじ)。万次万三郎。
ばん‐たろう【番太郎】
⇒番太
ばんどう‐たろう【坂東太郎】
《坂東にある第一の川、の意》利根川(とねがわ)の異称。筑紫(つくし)二郎(筑後川)・四国三郎(吉野川)と並称される。 《江戸で利根川の方向に生じるところから》夏の入道雲。
彼岸太郎(ひがんたろう)八専次郎(はっせんじろう)土用三郎(どようさぶろう)寒四郎(かんしろう)
彼岸の1日目、八専の2日目、土用の3日目、寒の4日目のこと。この日が晴天になると、その年は豊作とされた。
ひきふね‐じょろう【引(き)舟女郎】
江戸時代、上方(かみがた)の遊郭で、太夫に付き添って客席をとりもった女郎。
ひっぷ‐げろう【匹夫下郎】
匹夫と下郎。身分のいやしい男。
ひでのやま‐らいごろう【秀ノ山雷五郎】
[1808〜1862]江戸後期の力士。第9代横綱。陸奥(むつ)の人。本名、橋本辰五郎。旧姓、菊田。5尺4寸(約164センチ)という、史上最も身長の低い横綱。→第8代横綱不知火(しらぬい) →第1...
ひらのとうしろう【平野藤四郎】
鎌倉時代の刀工、粟田口吉光の作による日本刀(短刀)。享保名物帳所載。藤四郎は吉光の名。短刀の名手として知られた吉光の代表作。加賀藩主前田斉泰から明治天皇に献上され、現在も皇室御物として宮内庁が管...
ふじま‐かんじゅうろう【藤間勘十郎】
日本舞踊、藤間流家元の名。3世藤間勘兵衛が、一時勘十郎を名のったのを初世とする。その養子藤間大助が2世を継ぎ、以後茅場町(かやばちょう)の藤間とよばれる。