じょう‐げん【鄭玄】
⇒ていげん(鄭玄)
てい【鄭】
中国、春秋時代の列国の一。周の宣王の弟桓公友が、西周末、鄭(陝西(せんせい)省華県)に封じられたのに始まる。のち河南省新鄭県に移り、前375年、韓の哀侯によって滅ぼされた。
てい【鄭】
[人名用漢字] [音]テイ(漢) 1 ねんごろ。丁寧。「鄭重(ていちょう)」 2 中国、周代の国名。「鄭声」
てい‐しゅう【鄭州】
中国河南省の省都。京広・隴海(ろうかい)両鉄道線の交差点に位置し、交通の要地。綿紡織などの工業が盛ん。殷(いん)代の都城址がある。人口、行政区259万(2000)。チョンチョウ。
てい‐じゅう【鄭重】
手厚く遇すること。丁重(ていちょう)。「—ヲイタス」〈日葡〉
てい‐せい【鄭声】
《中国春秋時代の、鄭の国の歌謡がみだらであったところから》みだらな俗曲。野卑な音楽。「今日流行のラジオ歌謡などの—とも」〈佐藤春夫・晶子曼陀羅〉
てい‐ちゅう【鄭注/鄭註】
中国、後漢の鄭玄(じょうげん)による経書の注釈。じょうちゅう。
てい‐ちょう【丁重/鄭重】
[名・形動] 1 礼儀正しく、手厚いこと。また、そのさま。「—に断る」「—な挨拶(あいさつ)」 2 注意が行き届いていて丁寧なこと。また、そのさま。「壊れないように—に扱う」 [派生]ていちょう...
ていちょう‐ご【丁重語】
「敬語の指針」(平成19年2月文化審議会答申)で謙譲語Ⅱと分類された敬語の別称。→謙譲語Ⅱ
鄭白(ていはく)の衣食(いしょく)に飽(あ)く
《中国で、韓の鄭国と趙の白公の灌漑(かんがい)工事により、人々の生活が豊かになったという故事から》生活に不自由がないたとえ。