はい‐い【配位】
[名](スル)錯体の中で、中心原子の周りの空間に配位子が配列して結合すること。また、結晶中の一つの原子を近接の電子が取り巻くこと。
はいい‐かごうぶつ【配位化合物】
一つの原子あるいはイオンに、他のイオンあるいは分子が配位結合によって結合している化合物。錯化合物(さくかごうぶつ)とほぼ同義。
はいい‐けつごう【配位結合】
錯体中の中心原子に対し、配位子がそれを取り巻いている形式の結合。中心原子との間に、配位子のもつ電子対が提供されることによって生ずる。供与結合。提供結合。半極性結合。
はいい‐こうぶんし【配位高分子】
多座配位子の高分子と金属イオンからなる錯体が、連続的に連なった構造をもつもの。一般に水に不溶の固体で、耐熱性や耐水性があり、特徴的な導電性や磁気的性質をもつものが多い。特殊な触媒や多孔質物質とし...
はいい‐し【配位子】
錯体あるいは錯化合物の中で、中心原子に結合しているイオンあるいは分子など。リガンド。
はいい‐すう【配位数】
錯体などで、中心原子に配位結合をすることのできる配位子の数。6、4、2などになるものが多い。