ひら‐はぶたえ【平羽二重】
平織りの羽二重。
ふた‐え【二重】
1 二つ重なっていること。また、そのもの。にじゅう。「ひもを—に掛ける」 2 「二重瞼(まぶた)」の略。 3 腰が折れ曲がること。「いといたう老いて—にてゐたり」〈大和・一五六〉
ふた‐し‐え【二し重】
《「し」は強調の意を表す助詞》「ふたえ」に同じ。「—にさらにと分くる露なればもみづる方に宿るなるべし」〈伊勢集〉
へん‐ちょう【偏重】
[名](スル)物事の一面だけを重んじること。「学力を—する教育」
まつ‐がさね【松重/松襲】
1 襲の色目の名。表は萌葱(もえぎ)、裏は紫。中陪(なかべ)を加えるときは香色(こういろ)。 2 浅葱の無垢(むく)をいう女房詞。
み‐え【三重】
1 三つかさなっていること。また、そのもの。さんじゅう。 2 3色の色糸で模様を織り出すこと。また、その織物。
みえ【三重】
近畿地方東部の県。県庁所在地は津市。もとの伊勢・志摩・伊賀の3国と紀伊の一部。人口185.5万(2010)。
み‐おも【身重】
妊娠していること。「—のからだ」
めん‐はぶたえ【綿羽二重】
縦糸・横糸ともにシルケットを用いた、羽二重に似た白地の織物。
もも‐え【百重】
数多く重なり合うこと。いく重にも重なっていること。「我(あ)が恋は夜昼別(わ)かず—なす心し思へばいたもすべなし」〈万・二九〇二〉