こう‐げん【荒原】
1 荒れ果てた野原。荒野。 2 植物群系の一。気候条件などが厳しく、特定の植物がまばらにしか生育できない所。乾荒原(砂漠)・寒地荒原(ツンドラなど)・海岸荒原(砂丘)などに分けられる。
こうしゅういぬめとうげ【甲州犬目峠】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品の一。現在の山梨県上野原市大野の犬目付近から眺めた富士山を描く。
こう‐や【荒野】
1 あれはてた野原。あれの。あらの。 2 開発されていない土地。平安末から中世にかけて開墾・開発が奨励され、その開発地の、租税・雑役は免除された。
こう‐や【郊野】
郊外の野原。
こしかた‐ゆくすえ【来し方行く末】
[連語] 1 過去と未来。「眠られぬ儘に—を思い回(めぐ)らせば回らすほど」〈二葉亭・浮雲〉 2 通り過ぎてきた方向と、これから行く方向。「はるばる一通りは—野原なり」〈とはずがたり・四〉
こ‐まつばら【小松原】
松がたくさん生えている野原。また、松原を親しんでいう。「わが命を長門(ながと)の島の—幾代を経てか神さび渡る」〈万・三六二一〉
さん‐や【山野】
山や野原。のやま。また、田舎。
しめじ‐が‐はら【標茅原】
栃木市の北方にあった野原。[歌枕]「なほ頼め—のさせもぐさわが世の中にあらむかぎりは」〈新古今・釈教〉
しも‐が・れる【霜枯れる】
[動ラ下一][文]しもが・る[ラ下二]草木が霜にあって枯れる。「—・れて荒涼とした野原」
しょうでん‐じけん【昭電事件】
昭和電工社長、日野原節三の復興金融金庫からの融資に関する贈収賄事件。昭和23年(1948)政府高官や閣僚の逮捕にまで及び、芦田内閣の総辞職をもたらした。昭電疑獄。