でんき‐ぼん【電気盆】
静電誘導によって物体に帯電させる実験器具。絶縁体の柄をもつ金属板をエボナイトの盆に載せたもの。
でんき‐めっき【電気鍍金】
電気分解によって、陽極とする金属を、陰極とする金属の表面に還元・付着させるめっき。表面が美しく、耐食性・耐磨耗性にすぐれる。でんきときん。
でんき‐やきん【電気冶金】
電力を利用して行う金属の精錬。電気分解を利用する電解冶金と、電気抵抗に基づく発熱作用を利用する電熱冶金がある。電気精錬。
でん‐きょく【電極】
電界をつくったり電流を流したり電気信号を取り出したりするのに用いる部品。棒状・板状・突起状の、金属製の導体や半導体が多い。対となる陽極(正極)と陰極(負極)がある場合、ふつう、電位の高い方を陽極...
でんきょく‐はんのう【電極反応】
電極と電解質溶液との界面で生じる、電気化学的な反応の総称。電極間の電圧をかけると、負の電位をもつ陰極(この場合はカソード)ではイオンの還元と陽イオンの放電がおこり、正の電位をもつ陽極(アノード)...
でんき‐ようせつ【電気溶接】
電気を熱源として行う金属の溶接。アーク溶接と抵抗溶接がある。
でんし‐せんしょく【電子染色】
ある特定の生体組織や細胞の構造体を、電子顕微鏡で観察しやすくするために用いられる薬品。光学顕微鏡のための染色液と異なり、電子顕微鏡は色を識別できないため、電子線を散乱させるウランや鉛などの重金属...
でんし‐でんどう【電子伝導】
電子の移動による電気伝導。物質中で電気を運ぶ担い手が電子である場合を指す。金属や半導体などで生じる。→イオン伝導 →混合伝導
でん‐しょく【電食】
電気化学的な作用により、金属が腐食すること。異なる2種の金属の接触面に生じるほか、水中や土中の金属構造物に周囲の水分が電解液としてはたらき、局部電池が形成されることで腐食する。電気化学的腐食。
でんし‐れいとう【電子冷凍】
異種の金属の接触点に電流を流し、熱を発生・吸収させるペルティエ効果を利用した冷却技術。ビスマスとテルルの半導体を多段に配列して冷却効率を高めたものなどがある。小型の冷蔵庫やパソコンのCPUから宇...