ペーパー‐クライシス【paper crisis】
債券や株券などの有価証券の大量の発行で、金融機関の事務処理が膨大化すること。
ほうかつ‐りえき【包括利益】
企業会計で、純利益に長期にわたって保有する株式の評価益、金融商品の評価益などを加えたもの。
ほうがちょう‐ほうしき【奉加帳方式】
ある集団の中で、その構成員が、付き合いを考慮して、金銭的負担などをさせられること。特に、かつて、経営が破綻しそうな銀行・生命保険会社・証券会社などの金融機関を救済するために、大蔵省が主導して、他...
ほうこくちょうきゅう‐めいれい【報告徴求命令】
金融庁が、金融機関や金融商品取引業者に対して、業務や財務の状況に関する報告や資料の提出を命じ、検査をすること。不正な取引の疑いや債務超過による支払い不能の恐れなど、公益や投資者保護のために必要と...
ほうじん‐かぶぬし【法人株主】
法人として株式会社の株主になっているもの。親会社・金融機関・取引先事業会社などが多く、日本では持株比率において個人株主を大きく上回る。
ほうじんきぎょう‐とうけい【法人企業統計】
国内の営利法人の企業活動に関する実態の把握を目的とする、国の基幹統計。財務省が法人企業統計調査を行って作成する。 [補説]月例経済報告や国民経済計算の作成、経済・財政政策の策定、民間金融機関・研...
ほうてい‐かんさ【法定監査】
法律に基づき公認会計士・監査法人が行う会計監査。資本金5億円以上または負債200億円以上の株式会社を対象とする会社法監査、株式を上場している会社や日本証券業協会に株式を登録している会社を対象とす...
ほかんてき‐じこしほん【補完的自己資本】
金融機関の自己資本のうち、補完的な項目として位置づけられるもの。劣後債・劣後ローン・一般貸倒引当金・有価証券評価益など。補助自己資本。ティアツー資本。→中核的自己資本
ほけんかんとくしゃ‐こくさいきこう【保険監督者国際機構】
各国の保険監督当局によって構成される国際組織。国際的な監督基準の策定、新興市場国における保険制度確立の支援、他の金融監督機関との連携などを目的として1994年に発足。オブザーバーとして保険会社・...
ホット‐マネー【hot money】
国際金融市場間を移動する不安定な短期資金。金利差や為替相場の変動による差益を求める投機的なものと、通貨不安などから逃れる逃避的なものとがある。