かながい‐ばり【金貝貼り】
木地蒔絵(きじまきえ)をするとき、地の汚れを防ぐために表面に錫(すず)の薄片をはりつけること。また、はりつけたもの。
かな‐がしら【金頭/鉄頭/火魚】
ホウボウ科の海水魚。沿岸の海底にすみ、全長約40センチ。体はホウボウに似て、頭は大きく角張り、胸びれに3本の分離した鰭条(きじょう)がある。腹面が白色のほかは赤色。美味。《季 冬》
かな‐がた【金型】
金属製の鋳型。また、プラスチック成型・プレス加工に用いる金属製の型。
かなきり‐ごえ【金切り声】
金属を切るときに出る音のように、高く張り上げた鋭い声。細くて甲高い声。ふつう女性の声にいう。「—をあげる」
カナキン【(ポルトガル)canequim】
《「カネキン」とも》綿布の一。固く縒(よ)った糸で目を細かく織った薄地の広幅綿布。→キャラコ
カネキン【(ポルトガル)canequim】
⇒カナキン
かな‐ぎ【金木/鉗】
《「かなき」とも》 1 細い堅い木。また、その枝。 2 刑具の一。鉄製または木製の首枷(くびかせ)。
かな‐ぎ・る【金切る】
[動ラ四]金属を切るときのような鋭い高い音・声を出す。金切り声を出す。「恋し懐かし妬ましと、空に—・る恨みの声」〈浄・天鼓〉
かな‐くぎ【金釘】
1 金属で作った釘。 2 「金釘流」の略。
かなくぎ‐の‐き【金釘の樹】
クスノキ科の落葉小高木。山地に生え、樹皮は黄白色で、老樹でははがれやすく、鹿の子模様となる。葉は細長く、裏面はやや白い。雌雄異株で、晩春、淡黄色の小花が集まってつく。実は赤く熟す。