ぜに‐がた【銭形】
1 銭のかたち。 2 銭のかたちに切り抜いて神前に供える紙。紙銭。 3 (「銭型」とも書く)銭の鋳型。
ぜにがた‐あざらし【銭形海豹】
南千島にすむアザラシ。分布南限は襟裳岬とされ、陸岸で繁殖。体に白い穴あき銭模様が散在する。
ぜにがた‐へいじ【銭形平次】
野村胡堂の小説「銭形平次捕物控」の主人公。江戸の目明かしで、投げ銭が得意。
ぜにがたへいじとりものひかえ【銭形平次捕物控】
野村胡堂による時代小説のシリーズ。銭形平次と子分の八五郎らが活躍する捕物帳。第1作は、昭和6年(1931)、「オール読物」創刊号に掲載された「金色の処女」。以後、昭和32年(1957)までに、短...
ぜに‐がめ【銭亀】
イシガメの子のこと。クサガメの子をいうこともある。《季 夏》
ぜに‐ぐつわ【銭轡】
金銭を与えて人を自分の意に従わせること。また、口止め料。「—をはめる」
ぜに‐ぐら【銭蔵】
銭を貯えておく蔵。
ぜに‐ぐるま【銭車】
1 両替屋や大商店が寺社や湯屋などで銭を買い入れ、それを必要とする商店へ売り込むときに用いた車。「—女を見ても静かなり」〈柳多留・三〉 2 「銭独楽(ぜにごま)」に同じ。
ぜに‐こ【銭こ】
銭のこと。ぜんこ。
ぜに‐ごけ【銭苔/地銭】
1 ゼニゴケ科の苔(たい)類。湿地などに群生する。緑色の葉状体で幅約1センチ、長さ約5センチ。地をはい、二股状に分かれる。雌雄異株。傘状の生殖器が上に伸び、雄器托は円盤状、雌器托は手のひら状に裂...