はとのめ‐せん【鳩の目銭】
⇒鳩の目
はん‐せん【半銭】
1 1銭の半分。また、その貨幣。5厘。 2 ごくわずかな金銭。「一紙—」
はんりょう‐せん【半両銭】
秦の始皇帝が中国統一後に定めた円形の銅貨。方形の孔(あな)があり、「半両」の文字が刻まれている。漢代にも鋳造された。
ば‐こうせん【場口銭】
市場での売買取引高に応じて、取引所が取引員から徴収する手数料。
ば‐せん【場銭】
露店などを出すための場所代。また、劇場などでの席料。
ばら‐せん【散銭】
硬貨などの、こまかいぜに。小銭(こぜに)。ばら。
ひ‐せん【飛銭】
中国、唐・宋時代の送金手形。重くて輸送に困難な銅銭の代用として、初めは藩鎮と都との間で行われたが、商品経済の発展を反映して民間にも広まった。
ひ‐ぜに【日銭】
1 毎日収入として手元に入る銭。「—が入る商売」 2 毎日いくらかずつ返済する契約で貸す金銭。日済(ひな)し金(がね)。
ひゃくもん‐せん【百文銭】
100文通用の銭貨。天保通宝銭が代表的。
びた‐せん【鐚銭】
1 表面の文字が磨滅した、質の粗悪な銭貨。びたぜに。びた。 2 室町中期から江戸初期にかけて私鋳された、永楽銭以外の粗悪な銭。 3 江戸時代、寛永通宝一文銭の鉄銭の称。