かまくら【鎌倉】
神奈川県南東部の市。南は相模(さがみ)湾に面し、三方は丘陵や谷が多い。鎌倉幕府が置かれた地で、幕府跡・鶴岡八幡宮・建長寺・円覚寺・長谷(はせ)の大仏・長谷観音などの史跡・社寺や文化財が多い。由比...
かまくら‐あまごさん【鎌倉尼五山】
鎌倉にある五つの尼寺。太平寺・東慶寺・国恩寺・護法寺・禅明寺をさす。
かまくら‐えび【鎌倉海老】
《鎌倉の沖でとれるところから》イセエビの別名。
かまくら‐おおばんやく【鎌倉大番役】
鎌倉幕府の御家人役の一。遠江(とおとうみ)以東15か国の御家人が交代で鎌倉に上り、幕府の警備および諸門の警固にあたった。鎌倉大番。関東番役。
かまくら‐かいどう【鎌倉街道/鎌倉海道】
鎌倉時代、鎌倉から諸国に通じていた主要道路。上の道(化粧(けわい)坂・瀬田・府中)、中の道(山内・大船・世田谷・府中)、下の道(大船・弘明寺・池上・芝・下総・上総)の三道を主とした。
かまくら‐くぼう【鎌倉公方】
室町時代、鎌倉府において関東8か国と伊豆・甲斐を合わせた10か国を支配した足利(あしかが)氏の称。基氏から、成氏(しげうじ)が古河(こが)に移るまで代々世襲した。関東公方。鎌倉御所。鎌倉殿。→鎌倉府
かまくら‐ぐう【鎌倉宮】
神奈川県鎌倉市二階堂にある神社。旧官幣中社。祭神は護良(もりなが)親王。明治2年(1869)親王薨去(こうきょ)の地に創建。
かまくら‐ごえ【鎌倉声】
中世、上方弁を標準にして、なまりの多い関東の発音をさしていった語。鎌倉なまり。坂東なまり。関東弁。
かまくら‐ごさん【鎌倉五山】
鎌倉にある臨済宗の五大寺。建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺。室町時代、足利義満のときに五山の制により定められた。関東五山。
かまくら‐ごしょ【鎌倉御所】
1 鎌倉幕府の将軍。また、その邸宅。 2 「鎌倉公方(くぼう)」に同じ。