ぞう‐げい【雑芸】
1 古代に行われた雑多な芸能。特に、中国から伝来した散楽(さんがく)系統の曲芸・奇術。雑伎(ざつぎ)。ざつげい。 2 平安後期から鎌倉時代にかけて流行した歌謡の総称。催馬楽(さいばら)など古典的...
ぞう‐こく【造国】
平安中期から鎌倉時代にかけて皇居や寺社の造営を朝廷から請け負った国。
ぞう‐し【雑仕】
1 平安時代以後、宮中に仕え、雑役や、行幸・行啓の供などをした下級の女官。雑仕女(ぞうしめ)。 2 院・女院・摂関家その他貴人の邸(やしき)で雑役に従事した女性。雑仕女。 3 鎌倉・室町幕府で、...
ぞう‐しき【雑色】
1 律令制における品部(しなべ)・雑戸(ざっこ)の総称。 2 蔵人所(くろうどどころ)の下級職員。公卿の子弟などが任じられた。 3 院の御所・摂関家などで、雑務に従事した無位の役人。 4 鎌倉・...
ぞうたんしゅう【雑談集】
鎌倉時代の仏教説話集。10巻。無住一円著。嘉元3年(1305)成立。「沙石集」より滑稽譚が多いが、教理性が強い。
俳文集。2巻。宝井其角編。元禄4年(1691)成立、翌年刊。上巻は俳論などの...
ぞくこじだん【続古事談】
鎌倉時代の説話集。6巻。作者未詳。建保7年(1219)の成立とされる。「古事談」をまね、史話・故事・伝説などを仮名文で記したもの。
たいか‐の‐かいしん【大化の改新】
大化元年(645)から翌年にかけて中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)・中臣鎌足(なかとみのかまたり)が中心となって行った、蘇我氏打倒に始まる一連の政治改革。唐の律令制を手本として、公地公民制によ...
たいこ‐うち【太鼓打】
半翅(はんし)目タイコウチ科の昆虫。池沼にすむ。体長約3.5センチで、体は土色、紡錘形で平たく、腹端に長い呼吸管をもつ。前脚は鎌(かま)状で、小魚・昆虫などを捕食する。水中からつまみ出すと、前脚...
たいさん‐じ【大山寺】
神奈川県伊勢原市大山(おおやま)にある真言宗大覚寺派の寺。山号は雨降山(あぶりさん)。開創は天平勝宝7年(755)、開山は良弁。鎌倉末期に真言僧の願行が再興、江戸時代には大山講として関東一円に信...
たい‐しょうぐん【大将軍】
《「だいしょうぐん」とも》 1 古代、朝廷に反抗するものを征討するために派遣された官軍の総指揮官。「征東—」 2 平安末期、武臣を統御する人。 3 鎌倉時代以来、江戸時代まで武家政権の長。→征夷...