せん‐ねん【専念】
[名](スル) 1 一つのことに心を集中すること。そのことだけに熱心になること。専心。「研究に—する」「療養に—する」「その頭を撫でつつ、—に書見したりしが」〈鏡花・義血侠血〉 2 浄土門におい...
せん‐ぼう【先坊】
前の皇太子。前坊(ぜんぼう)。「—の御使ひにて東に下りにし」〈増鏡・春の別れ〉
せんぼう‐きょう【潜望鏡】
潜水艦・戦車などで、密閉された内部から外部の状況を偵察するためなどに使われる、2個の直角プリズムとレンズとを組み合わせた反射望遠鏡。ペリスコープ。
せんり‐きょう【千里鏡】
望遠鏡のこと。
ぜあみじゅうろくぶしゅう【世阿弥十六部集】
能楽書。吉田東伍校注。明治42年(1909)刊。世阿弥の伝書16部を翻刻・校訂したもの。能楽研究の基本的資料。「風姿花伝(花伝書)」「花伝書別紙口伝」「至花道」「二曲三体人形図」「三道(能作書)...
ゼロぼうちょう‐ガラス【ゼロ膨張ガラス】
温度変化による膨張・収縮が極めて小さいガラス。膨張率が異なる材料を混合することで、特に常温付近でほとんど変形が生じないものをさす。VLTやTMTといった超大型望遠鏡の反射鏡として用いられる。極低...
ぜん‐こう【前行】
1 前に進むこと。前進。 2 他に先だって行くこと。また、軍隊の先鋒(せんぽう)。 3 以前の行い。「前言—」 4 行幸のとき、御前に立って案内する役。「高御座(たかみくら)の行幸に、—とかや何...
ぜんこう‐じ【善光寺】
長野市にある単立宗教法人の寺。近世以来、天台宗の大勧進と浄土宗の大本願が管理。山号は定額山。一説に、推古天皇のときに三国伝来の一光三尊の阿弥陀如来をまつって、皇極天皇元年(642)に堂宇を創建...
ぜん‐ぜん【前前】
[名]以前。かつて。「—より、ふとお見上げ申したものの言うのでは」〈鏡花・眉かくしの霊〉
[語素]日時・年月や配列・序列を示す語の上に付いて複合語をつくり、その前の前である意を表す。先々(せ...
ぜん‐だく【然諾】
[名](スル)引き受けること。承諾。「踴躍の教唆を受けては—せり」〈鏡花・義血侠血〉