もうし‐かわ・す【申(し)交(わ)す】
[動サ五(四)] 1 約束する。特に、夫婦になる約束をする。「—・した間柄」 2 「言い交わす」の謙譲語。話し合う。また、おつきあいする。「すぐさず歌詠み奉りなどして、いたき者とて常に—・す者あ...
もうし‐ぶみ【申文】
1 下位の者から上位の者へ、願い事などを書いて差し出す文書。中世には多く申し状とよばれた。奏文。「入道殿下の御前に、—をたてまつるべきなり」〈大鏡・道長上〉 2 特に平安時代以後、官人が、叙任や...
もこ【婿】
1 相手。仲間。「ちはやぶる宇治の渡りに棹(さを)取りに速けむ人しわが—に来む」〈記・中・歌謡〉 2 「むこ(婿)」に同じ。〈新撰字鏡〉
もちい‐かがみ【餅鏡】
「鏡餅(かがみもち)」に同じ。「歯固めの祝ひして、—をさへ取り寄せて」〈源・初音〉
もどろ・く【斑く】
[動カ四] 1 まだらになる。入り乱れる。まぎれる。「あまりなることは目も—・く心地なむし給ひける」〈大鏡・道長上〉 2 船などがもたもたして進まなくなる。「もろこしの玉積む舟の—・けば思ひ定...
もの‐おどろき【物驚き】
物事に驚くこと。「何だってそう気が小さくって、—をするんだなあ」〈鏡花・化銀杏〉
もの‐おぼ・ゆ【物覚ゆ】
[動ヤ下二] 1 意識がしっかりしている。正気である。「—・えずなりて、またいみじう泣かるれば」〈かげろふ・上〉 2 物心がつく。「—・えてのち、さることをこそまだ見侍らね」〈大鏡・道長上〉
モノキュラー【monocular】
単眼鏡のこと。
モノクル【monocle】
片めがね。単眼鏡。
ものみ‐まど【物見窓】
1 城・家・乗り物などで、外を見るために設けた窓。 2 能舞台で、鏡の間の幕口に向かって右側の壁にある連子窓。舞台のようすを見るためのもの。嵐窓(あらしまど)。奉行窓。