かがみ‐びらき【鏡開き】
1 《「開き」は「割り」の忌み詞》正月11日(もと20日)に鏡餅(かがみもち)を下ろし、雑煮や汁粉にして食べること。武家では、男子は具足に、女子は鏡台に供えた鏡餅を手や槌(つち)で割り砕いた。町...
かがみ‐ぶとん【鏡布団】
裏布を表の方に折り返して、額縁のように縫い上げた布団。鏡の形に似ているところからいう。
かがみ‐もじ【鏡文字】
鏡にうつったように、左右が逆になった文字。
かがみ‐もの【鏡物】
書名に「鏡」のつく、和文の歴史物語の総称。「大鏡」「今鏡」「水鏡」「増鏡」など。鏡類。
かがみやまこきょうのにしきえ【加賀見山旧錦絵】
浄瑠璃。時代物。11段。容楊黛(ようようたい)作。天明2年(1782)江戸外記座初演。松平周防守(すおうのかみ)邸内での草履打ち事件と加賀騒動とを題材にしたもの。翌年、歌舞伎に移入。鏡山。加賀...
かが・みる【鑑みる】
[動マ上一]《「鏡(かがみ)」の動詞化》「かんがみる」に同じ。「たとひ四部の書を—・みて、百療に長ずといふとも」〈平家・三〉
かがみ‐わり【鏡割(り)】
「鏡開き」に同じ。《季 新年》
鏡(かがみ)を抜(ぬ)・く
《「鏡」は酒樽のふた。形が古鏡に似ていることから》祝宴などで、酒樽のふたを槌(つち)などで割り開くこと。
かがみをみるビーナス【鏡を見るビーナス】
《原題、(スペイン)La Venus del espejo》⇒鏡のビーナス
かがやくひ‐の‐みや【輝く日の宮】
《古くは「かかやくひのみや」》 源氏物語の登場人物、藤壺(ふじつぼ)の異称。 源氏物語の第1巻桐壺(きりつぼ)の異称。 丸谷才一の長編小説。源氏物語の幻の巻、「輝く日の宮」成立の謎を巡る文...