すぎ‐ど【杉戸】
1 杉の一枚板を鏡板として入れた板戸。花鳥画などを描いたものもあり、縁回りなどに用いられた。 2 江戸時代、品川遊郭で、見世と奥の境にある杉の板戸。また、そこにいる下級の遊女。
す‐く【秀句】
《「す」は「しゅう」の直音表記》「しゅうく(秀句)」に同じ。「いみじき—のたまへる人なり」〈大鏡・伊尹〉
すぐ‐せ【過ぐ世】
「すくせ(宿世)」に同じ。「—の夢をここに繰り返すようなもので」〈鏡花・湯島詣〉
すざく
平成17年(2005)7月に打ち上げられたX線天文衛星ASTRO-EⅡ(アストロイーツー)の愛称。JAXA(ジャクサ)(宇宙航空研究開発機構)があすかの後継として、また、平成12年(2000)2...
すじ‐ば・る【筋張る】
[動ラ五(四)] 1 筋が表面に張り出る。筋が盛り上がっている。「—・った腕」 2 筋肉がひきつれる。筋肉がつっ張る。「気臆(きおくれ)がして足が—・ると」〈鏡花・高野聖〉 3 話や態度などが堅...
すす‐ぼ・る【煤ぼる】
[動ラ五(四)]「煤ぶる」に同じ。「其処(そこ)ら—・りて余りあかるからず」〈鏡花・化銀杏〉
すだはちまん‐じんじゃ【隅田八幡神社】
和歌山県橋本市にある神社。所蔵する人物画像鏡の銘文は、古代史研究の重要な金石文の資料。
すだれ‐コリメーター【簾コリメーター】
細い金属を横に並べた2枚のすだれを平行に配置し、遠方の天体からのX線を観測する装置。X線などの高エネルギーの電磁波は、可視光のように鏡で反射させたりレンズで屈折させたりすることが不可能だが、この...
すっくり
[副] 1 「すっく」に同じ。「褄(つま)を合せざまに—と立った」〈鏡花・眉かくしの霊〉 2 ある範囲内のすべてにわたるさま。すっかり。そっくり。「土の面が乾いていた。それから大地が—乾いた」〈...
ステッド‐けんびきょう【STED顕微鏡】
《STEDは、stimulated emission depletion(誘導放出制御)の略》光の回折限界を越えた、より微細な構造を観察できる超高解像の蛍光顕微鏡。ふつうの蛍光顕微鏡が単に試料が...