きん‐ろう【金鑞】
金・銀・銅・亜鉛・カドミウムなどからなる合金。金製品の接合に使う。
ぎん‐ろう【銀鑞】
銀・銅・亜鉛・カドミウムなどからなる合金。金属どうしの接合に用いる。
こう‐ろう【硬鑞】
高融点の鑞(ろう)付けで母材の接合に用いられる合金の総称。ふつう融点が450度以上のものをさし、銀鑞・金鑞・銅鑞・黄銅鑞などがある。→軟鑞(なんろう)
しろ‐み【白鑞】
1 「しろめ(白鑞)」に同じ。 2 白銅(はくどう)。「—の御鏡はとぎにくく侍る」〈七十一番職人歌合・中〉
しろ‐め【白鑞/白目】
錫(すず)と鉛との、ほぼ4対1の合金。錫細工の接着や銅合金などに使う。アンチモンに砒素(ひそ)をまぜたものをいうこともある。しろみ。しろなまり。ピューター。
しんちゅう‐ろう【真鍮鑞】
銅と亜鉛との合金の一。亜鉛を33〜67パーセント含み、溶けやすいので銅・鉄などの金属の鑞付けに使われる。
なん‐ろう【軟鑞】
低融点の鑞(ろう)付けで母材の接合に用いられる合金の総称。ふつう融点が450度未満の錫(すず)・鉛を主成分とする。主に半田(はんだ)をさす。→硬鑞(こうろう)
はく‐ろう【白鑞】
⇒びゃくろう(白鑞)
びゃく‐ろう【白鑞】
錫(すず)のこと。また、錫と鉛との合金。しろめ。はくろう。
ろう【鑞】
金属を接合するときに用いる溶融しやすい合金。硬鑞と軟鑞がある。