ほんそう‐ご【奔走子】
父母が大切にかわいがっている子。秘蔵っ子。「二人が中の—」〈浄・染模様妹背門松〉
ほんぞうこうもくけいもう【本草綱目啓蒙】
江戸後期の本草学研究書。48巻。享和3年(1803)刊。小野蘭山の「本草綱目」についての口授「本草紀聞」を、孫と門人が整理したもの。引用に自説を加え、方言名も記している。
ほんちょうしょじゃくもくろく【本朝書籍目録】
鎌倉時代の図書目録。1巻。編者未詳。建治3〜永仁2年(1277〜1294)に成立か。日本の図書493部の書目を神事・帝紀・公事など20部門に分類、巻数などを記したもの。
ほんのう‐じ【本能寺】
京都市中京区にある法華宗本門流の大本山。山号は、卯木山。開創は応永22年(1415)。開山は日隆。もと五条坊門にあり、本応寺と称したが、のちに改称。天文法華の乱、本能寺の変などで焼失、天正17年...
ほん‐ぶつ【本仏】
仏語。 1 永遠の昔から悟りを開いている仏。本門の仏。 2 一切の仏のうち、根本の仏。真宗では、阿弥陀仏。 3 本尊のこと。
ほんみょう‐ほっけしゅう【本妙法華宗】
日蓮宗の一派。日真を開祖、京都の本隆寺を本山とし、勝劣派の一。明治31年(1898)独立してこの名となったが、現在は法華宗真門流と称する。
ほん‐もん【本門】
1 正門。表門。 2 法華経28品(ほん)のうち、後半の従地涌出品から普賢菩薩勧発品までの14品。七字の題目への絶対帰依を説く。→迹門(しゃくもん)
ほんもん‐じ【本門寺】
東京都大田区にある日蓮宗の寺。日蓮宗四大本山の一。山号は、長栄山。文永11年(1274)池上宗仲の宅を寺としたのが始まりで、日蓮の命名。日蓮はここで入滅。池上本門寺。
静岡県富士宮市北山にあ...
ほんもん‐の‐かいだん【本門の戒壇】
日蓮宗の三大秘法の一。本門の本尊に帰依して、妙法蓮華経の五字を唱える受戒の場。形式上の戒壇を別に設けることはしない。
ほんもん‐ほっけしゅう【本門法華宗】
日蓮宗の一派。日隆を派祖とし、京都妙蓮寺を本山とする。昭和16年(1941)陣門流・真門流と合同して法華宗となったが、昭和25年(1950)独立。